不登校へのダメ出し、マジうざい。

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この記事は、こんなあなたに向けて書いています。

「子どもが学校へ行かない事に、夫・実母・義母・ママ友等からダメ出しされてへこみまくり・・・。」

「(面と向かっては言えないけど)正直マジうざい!大きなお世話だ!!」

私自身、先日自分の子育ての自信がガラガラと音を立てて崩れ去るできごとがあったのです。

私は自分がカウンセラーという事もあり、「娘は私に何でも話してくれる。いつだって娘の気持ちを第一に尊重してきたし、私と娘との間にはちゃんと信頼関係が築かれている。何より私は誰よりも娘を愛しているし、その思いはちゃんと娘に伝わっている」とずっと信じてきました。

だけど先日、ママ友たち数人とお茶しながら互いの子育てについて語り合っていた時。

私の娘は今、週に2,3日学校を休んでいます(いわゆる五月雨登校(^^;))。”学校とは無理して行くものじゃないし、学校以外にも人生を豊かに生きるための道はある”という信念のもと、私も娘も全然気にしていないのですが、何気なく皆にその話をしたところ、

「Mちゃん(娘)って、普段は明るいし、ほめられるとガンバるけど、ちょっと叱られるともうビクビクして、何もできなくなっちゃうようなところがあるよね。」

「何か聞かれても、代わりにお母さんが全部しゃべっちゃって、委縮しちゃって自分の考えを言えないような感じがしていたんだ。」

「もしかして、小さい頃に何かトラウマ(心の傷)があったんじゃないかな?って心配していたの・・・。」

へ?

私は、耳を疑いました。

私の中の娘の姿は、「(学校も勉強もキライだけど)好奇心旺盛で感受性豊かで、おちゃらけ&おふざけが大好きな子」。

さみしい時は「ママさみしい。ぎゅーして。」って素直に甘えてきたし、学校行きたくない時は正直に「行きたくない・・・。」って泣いていた。

楽しい時も悲しい時もいつだって私たちは一緒だったし、いっぱいギューって抱きしめあってチューしてきたし、いつだって全てを私にさらけ出してくれていると信じて疑いもしなかった。

それがまさか、私に対して委縮しているなんて・・・。何かの間違いだ。

信じられない!認めたくない!

その夜、夫に相談してみました。しかし夫の口から出てきたのは、さらに追い打ちをかける言葉でした。

「Mは私から怒られた後(私は全く覚えていないのですが、怒って捨て台詞を吐いて自分だけお風呂に入ってしまったらしい)、トイレで声をたてずにこっそり泣いていた。」

「お前の顔色窺って話合わせてるの、気づいてる?ママの事が好きなんだよ。だから、可哀想。」

「気づいてないだろうけど、お前は人を傷つけるひとことを言う。」

「怒っている時、まるで犬が吠える前みたいな表情するよね。」

「とにかく、顔に出すな。子どもの前では笑っていろ。」

・・・人の気も知らないで、言うだけ言うよね。

私はこれまで何人もの人(夫・実母・辞めた職場のお局様etc.)から「(ネガティブな感情を)顔に出すな」と言われてきました。

「あなた以外の人の前では心からニコニコしてますよ~」と言えたら、さぞかしスッキリしたでしょうね。

子どもがひとたび不登校になったり、問題行動を起こしたりしたら、言われるのは

「お母さん、甘やかしすぎじゃないですか?」もしくは

「お母さん、厳しすぎるんじゃないですか?」

・・・って、どっちじゃい!!二者択一のこの極論。

そして、子どもの問題は全て母親の育て方に原因がある、とする世間の風潮。

もしもあなたが自分のこころに手を当てて「じゃかあしい!オマエに何がわかるんじゃい!!」としか思えなかったら、ありがたいご忠告はニッコリ笑ってガン無視しましょう。

だけどもしも心のままにブチ切れた後「ああ自分ってそういうところあるよな。直していけたらラクだろうな・・・。」と思えたら、淡々とひとつずつ直していく。(だいじょうぶ。人はそう簡単には変われないから(^^;)ゆっくり時間をかければいいのです)。

PS:

私は今回、ママ友から娘への「ほめられるとガンバるけど、ちょっと叱られるともうビクビクして、何もできなくなっちゃうところがあるよね。」という指摘に、ハッとしました(みんな、色々気づかせてくれてありがとね)。

あぁ、私にもそういうところあったな、と。

ある意味、完璧主義~ちゃんとやれないとダメなんだ~と思っているから、ちゃんとやれなかったり、なかなかうまくいかないと、すぐにやる気をなくしてあきらめてしまう。

叱られる→自分を否定されたように感じてしまう。

たまたま一つのことを否定されただけで、自分の人格全てが否定されたように感じてしまい、「私は何をやってもどうせ無理」と思ってしまう・・・。

だいじょうぶ。私だって、ゆっくり少しずつ変わっていけた(いまだに時々へこむけれど(^^;))。

いつも「笑顔で前向きなお母さん」なんてできないけど、

何があってもあなたを信じてるよ。