私を【不登校カウンセラー】にした娘のひとこと。

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私は30歳の時、婚約破断をきっかけに双極性障害(躁うつ病)と診断されました。

薬の副作用に苦しみ、薬を中断してはまた鬱が再発する繰り返しのなかで、

「あなたは自己中心的で周りが見えていない。幼稚な性格だ。」と私を断じた先生。

「そんなの大したことない!だいじょうぶ!」と自己流の楽観論で話を聞き流す先生。

私の苦しみをきちんと受けとめて、なりたい私に向けて寄り添い、導いてくれるカウンセラーと出会いたい・・・。

その後、38歳で娘を出産しました。

出産後に産後うつを経験したものの、娘はすくすくと明るくやさしい子に育ってくれました。

しかし、小学校にあがってから時々、朝の登校時に、

「学校に行きたくない・・・」「おなかがいたい・・・」と

涙をぽろぽろこぼすようになりました。

お友達もたくさんいるようだし、いつも「ただいま!」と元気いっぱいに帰ってくるのに、なぜ?

夫に話しても「なまけグセがつくぞ」と叱られ、無理矢理にでも学校へ連れて行った方がいいんだろうか・・・と悩みました。

そんな中、(社)日本産業カウンセラー協会主催の、カウンセラー養成講座に出会ったのです。

娘の気持ちがわかるようになりたい。今こそ、カウンセラーになりたい。

大学時に臨床心理士を志したものの、大学院入試に失敗して夢破れて以来、25年越しの挑戦を決意しました。

傾聴~相手の話に誠心誠意耳を傾け、気持ちを理解し、的確に応答すること~とカウンセリングの技法を、仲間たちとともに、10ヶ月間みっちり学んだ事は、かけがえのない財産となりました。

そして、いつものように娘の話に耳を傾けていたある夜のこと。

「ずっと、こんな時間がほしかったんよ・・・。」

娘がぽつりとつぶやいたそのひと言に、ハッとしました。

自分が今までいかに、娘の話をうわべだけしか、聞いていなかったか。

親としてどう諭すべきかに心を奪われ、どれほど娘の気持ちをないがしろにしてきたか。

そして、そんな母親の姿に、娘がどれだけ悲しい思いをしてきたか。

その日を境に、私は決意しました。

「この子の進むべき道は、この子がちゃんと知っている。

 何があっても、私はこの子を信じよう。」

相変わらず娘は時々「行きしぶり」を訴えて、月に何日かはお休みする日々ですが、私が「どうしても行きたくない日は無理しなくていいよ。」と気楽に構えるようになると、また自然と自分から、元気に登校するようになりました。

今、不登校の子どもたちは増え続ける一方、小中学生の自殺数も増えています。

「命を絶つほどに辛いなら、学校には行かないで。学校に行かなくても生きる道はたくさんある。」

そして、我が子が不登校になったのは私のせい、と自分を責めるお母さんたち。

だけど、不登校は、お母さんの育て方が間違っていたせいでは、断じてありません。

不登校は、お母さんのせいではない。

だけど、もしもお母さんが良い方向へ変われば、その事がお子さんにも好影響を与え、自然と不登校の解決へとつながっていく、というケースをたくさん見てきました。

もしもあなたが、お子さんの不登校に悩んで、何もかもひとりで抱え込んで、しんどいなら。

どうか、ひとりで苦しまないで。

出口はきっとある。

解決への道を、一緒に見つけていきましょう。

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