【お母さんが変われば子どもも変わる】私はこの言葉が嫌いでした。我が子が不登校になり、原因も解決策もわからず「私が弱くてダメな人間だから」と自分を責め続ける日々。もう限界まで頑張ってるのに「変わらなけらばいけない」って…自分を否定されたような気持ちになりますよね。
娘は(今は元気に通学していますが)小学校入学の頃から朝「おなかがいたい…行きたくない…」と涙をぽろぽろこぼす事が何度もあり、そのたびに胸がしめつけられる思いを味わってきました。
そして、自分を責めました。
「私が甘やかして育てたから、弱い子どもになってしまったのか…?」
「そもそも私自身が、弱くてダメな人間だから、子どももダメになってしまったのか?」
色々な文献や記事をむさぼるように読みあさる中で、嫌というほど目にした言葉が【お母さんが変われば子どもも変わる】だったのです。
「子どもを無理に変えようとする以前に、お母さんであるあなたがまず変わりましょう」…とても大切なことだと頭では理解できるのですが、心が抵抗していました。
「変わる」って、しんどいんです(口で言うのは簡単ですが)。
それまで自分が一生懸命やってきた事を、否定された気持ちになる。
でも、そうではないのだと、学びを深めていくうちにわかりました。
そもそも、あなたが「変わらなければいけない」理由は何のため?誰のため?
⇒「子どもの不登校を解決するため」「自分が変わる事で、子どもを変える(=「不登校解決」という自分の望む方向へコントロールする)ため」
⇒「そのために、我慢して変わらなければならない」
…これじゃ、ちっとも楽しくないですよね。
人間って、我慢や無理は続かないようにできているんです。
無理して我慢して、そのうえ成果(=子どもの不登校解決)が生まれなかったら、疲れ切って何もかもが嫌になります。
では、どうすればこの自責と自暴自棄のループから抜け出すことができるのか?
今あなたは、子どもが学校に行かない事が、しんどいですか?
じゃあ、まずはしんどい事を、ひとつだけやめてみましょう。
毎朝起きない子どもを叩き起こす事がしんどいなら、それをやめてみる。
嫌がる子どもを無理矢理学校に連れていくことが、本当はもう嫌なら、やめてみる。
24時間子どもの事を心配して、子どもに張り付いて暮らす日々が、もうほとほと疲れたのなら、数時間でも子どもを放って、行きたいところへ出かけてみる。
私自身、まだ小学1年生の子どもをひとりぼっちで(娘は一人っ子なので)家に置いておくなんて考えられない!と思っていたのですが、四六時中スマホゲームばかりしている姿にイライラして、「ママ、ちょっとお散歩してくる!」と家を飛び出したのが、はじめの一歩でした。
それをきっかけに、パートの仕事やカウンセラー養成講座と、どんどん出かけられるようになり、娘は今はたくさんの友達にも恵まれ、元気に学校へ行っています。
「変わる」目的は、子どものためでも誰のためでもない、あなた自身が人生を楽しむことなのです。
そして摩訶不思議なことですが、お母さん自身がそうやって自分の人生を楽しみ始めると、お子さんにもいい変化が生まれ始めた実例を、今までたくさん見てきました。
【お母さんが変われば子どもも変わる】この言葉が、あなたを苦しめる呪縛ではなく、ワクワクする希望へと変わりますように。
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