こんにちは。福岡県北九州市のうつ不登校相談・カウンセリングルームSmileAgain(スマイルアゲイン)です。
『子どもが不登校になった事を、両親・親戚・近所の人には言えない。』
『「母親が甘やかしたからダメな子になってしまった」と責められるのが嫌で・・・』
これまでに相談を受けたお母さんたちからは、こんな声が多く聞かれました。
【母親失格】という烙印
不登校になってしまった我が子の心配より、自分が世間からどう思われるかを気にするなんて!と思われるかもしれませんが、それは当事者でない人の感想であって、お母さんたちの悩みは切実です。
それだけお母さんたちは日々、世間からのプレッシャーと戦いながら、子どもを育てています。
今の世の中、「賢い子に育てる母親は、ここが違う!」といったキャッチフレーズの本や記事がちまたに溢れています。
その流れを全面否定はしません。
「学歴と生涯収入には比例関係がある」=勉強して学歴を積んだ方が、将来の高収入(ひいては人生における幸福)を得られる可能性がある=学校での勉強を通じて得た知識や問題解決能力等の考える力や学校生活で培った人間関係は、子どもの人生を豊かにしてくれる⇒そう思えばこそ、皆、必死になるのだと思います。
一方で、「勉強よりもスポーツや友達と楽しく遊ぶ事に費やす子ども時代であってほしい。子どもはのびのび育てるのが一番!」という信念のお母さんもいます。
いずれにせよ、「我が子には幸せな人生を歩んでほしい」という思いは同じです。
だからこそ、不登校によって、大切な我が子がその「幸せな人生へとつながるレール」を踏み外す=「普通じゃなくなる」と感じるショックは、はかりしれないのかもしれません。
裁かれる【不登校の母親】の孤独
そして追い打ちをかけるように、世間は母親だけを裁きます。容赦なく。
ざっくり言えば、この二者択一です(笑ってしまうくらい、この二つに一つです。真実はそんな単純じゃないにもかかわらず)。
A.「お母さん、甘やかしすぎじゃない?」
B.「お母さん、愛情不足じゃない?(厳しすぎじゃない?)」
しかし、そうやって「裁く」人たちに、何がわかるというのでしょう?
どうぞ、ウザいダメ出しは、ニッコリ笑ってスルーしてください(ガン無視でいいです)。
今のあなたにできる事は、ただ一つ。
どうぞ、我が子を信じて。
お母さんが何があっても味方でいる事で、お子さんはやがて自分で自分の道(レール)を見つけていきます。
「母親失格という烙印」を勝手に押しちゃってるのは案外、世間ではなく
あなたの心かもしれませんよ。
そして「烙印」から自由になるのも、あなたの心ひとつなのです。