この記事は、こんなあなたに向けて書かれています。
①子どもがまだ不登校とまではいかないが、幼稚園や学校に行きたがらない(特に月曜日の朝)
②休みの日は元気なのに、月曜日の朝になると「頭が痛い」「おなかが痛い」と言う
③完全な不登校になったらおしまいだ、甘やかせて学校を休ませるのは良くない、と思う
④将来社会で生きていくためにも何としても学校だけは行かせなくては、と思う
そんなあなたへのこころの処方箋として:
- 「いきたくない」という子どもの心の声をじっと聴いてあげてください。
- そのためには、「頭(おなか)がいたい」→「いたい?」「いきたくない」→「いきたくないんだね」と、子どもの言葉をおうむ返しで受けとめてあげること。頭ごなしに「行きなさい!」と無理強いしたり、理由を無理に尋ねたりしないこと(子どもの方から理由を話し出した時はしっかりと聴くこと)。
- 「いきたくない」という心の声をしっかり受けとめてもらえた事で、子どもの心は前向きになれます。
以下、我が家の朝の風景を紹介します。
5.17(月)
AM7:30
「おなか痛い・・・」と子どもが言ったら、
「痛い?」と優しく聞き返す。
「痛い・・・」とぽつりとつぶやく。
そのままふとんで横になる。
また
「うーん。痛い・・・」
「痛いねぇ・・・」
その何でもないやりとりを、繰り返す。
AM7:45
私がゴミを出したり洗濯物をまとめたりしているうちに、
いつの間にか娘は起きて、着替え終わっていた。
6.14(月)
AM7:40
再びおふとんの中で。
「寝られんかった・・・あたまいたい・・・。」
「頭いたい?」
「いきたくない・・・。」
「行きたくないねぇ。」
ぽろぽろ泣きながら。
「がっこうこわい・・・。」
「ママずるい・・・おうちに居られるもん・・・。」
私には、ただ娘を抱きしめて背中をとんとんすることしか、
できない。
「ママだって子どもの時は学校行ったよ。」なんて、言えない。
かつて外で働いていた時の、毎朝胸に砂を詰められるようなあの「行きたくなさ」を思い出すと、娘の今の苦しさを思ってきゅーっと胸が苦しくなるだけ。
AM8:00
トイレから出てきた娘。「びちゃびちゃうんちやった・・・。」
「もうこんな時間・・・ちこくしたら怒られる・・・。(泣)」
私:「ママ、先生に「下痢してトイレが長引いて遅刻しました」って電話してあげるよ!」
このひとことで
娘:「電話せんでいい!行く!」
甘やかしっぱなしのダメ母(^^;)に代わって、社会の厳しさを教えてくれている先生には、感謝しています。
でも本当は、おなか壊すほど無理して学校に行かなくても、大人になってちゃんと稼いで生きていける道があるなら、自由にさせてあげたい。
いまだに、揺れ動く母です。