30歳の時、婚約破談をきっかけにうつ病と診断されました。
忘れなければ。こんな事で不幸になってたまるもんか。
そう誓って、NYへのプチ留学やドイツ単独縦断旅行、車椅子バスケ大会ボランティア、青年会議所活動と、積極的に動き回りました。
そしてある日突然、電池が切れたように起き上がれなくなりました。
心療内科であらためて下った診断は「双極性感情障害(躁うつ病)」。
忘れたい一心で、自分を何度も何度も鞭でぶって必死に走り続けた結果が、これでした。
抗うつ剤と気分安定剤を処方されたけれど、副作用の苦しみから、
「自己判断で薬を中断する→再発する→先生に怒られる→しぶしぶ薬を飲む→嫌で嫌でまた勝手にやめる→また再発する」のループを何度も何度も繰り返しました。