幸せの絶頂から一転・・・双極性障害と診断された30代

30歳の時、勤務先の13歳年上の上司と婚約。

優しくて可愛いがってくれて、

「これで私の人生安泰だっ🤣💕」と浮かれきっていました。

式場も仮予約した矢先に、妊娠。

彼は一緒に喜んでくれると思ったのもつかの間、事態は暗転します。

彼の母親が、婚姻前の妊娠ということに激怒。

散々罵声を浴びせた挙句

「どうしても産みたいなら父なし子を産んで下さい」

その母親の横でただ無表情に座っていた彼。

誰ひとり味方になってくれる人もなく、赤ちゃんを中絶しました。 

「ごめんね。今度生まれてきたら、優しいパパのそばできっと幸せにしてあげる。」

全ては私の弱さが招いた結末だった、と今ならば言い切れますが、当時は、味方になってくれなかった両親への恨み、そして私を捨てた男性への、憎みながらも断ち切れない想いに苦しんでいました。

忘れなければ。こんな事で断じて不幸になってたまるもんか。 

そう誓って、NYへのプチ留学やドイツ単独縦断旅行、

車椅子バスケ大会ボランティア、青年会議所活動と、積極的に動き回りました。

そしてある日突然、電池が切れたように起き上がれなくなりました。

心療内科で下った診断は「双極性感情障害(躁うつ病)」。

忘れたい一心で、自分を何度も何度も鞭でぶって必死に走り続けた結果が、これでした。

抗うつ剤と気分安定剤を処方されたけれど、副作用の苦しみから、

「自己判断で薬を中断する→再発する→先生に怒られる→しぶしぶ薬を飲む→嫌で嫌でまた勝手にやめる→また再発する」の地獄のループを何度も何度も繰り返しました。

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